「www.example.com/〇〇/” ← この「〇〇」の部分、気になりませんか?
ウェブサイトを見ていると、ドメイン名の後ろに「/」で区切られた言葉がついていることがありますよね。これは「サブディレクトリ」と呼ばれていて、ウェブサイトの中身を分かりやすく整理するための工夫なんです。
この記事では、そんなサブディレクトリの基本から、ウェブサイトの整理にどう役立つのか、そしてGoogleなどの検索エンジンにどう影響するのかまで、難しい言葉はなるべく使わずに、スッキリと解説していきます。
「なんだか難しそう…」と思っている初心者の方も、ぜひ気軽に読み進めてみてください。
サブディレクトリは「ウェブサイトの住所」を整理する名札
サブディレクトリは、例えるならウェブサイトという大きな家の中にある、それぞれの部屋につけられた名札のようなものです。
たとえば、あなたのウェブサイトが色々な情報を扱っているとしましょう。
- ブログの記事
- 商品の情報
- 最新のニュース
これらの情報を、ごちゃまぜに置くよりも、
www.example.com/blog/
← ブログの記事は「blog」という部屋にwww.example.com/products/
← 商品の情報は「products」という部屋にwww.example.com/news/
← 最新のニュースは「news」という部屋に
というように、それぞれのカテゴリごとに「部屋」を分けた方が、どこに何があるか一目瞭然ですよね? この「blog」や「products」「news」が、まさにサブディレクトリなんです。
サブディレクトリを使うと、どんな「いいこと」があるの?
サブディレクトリを上手に使うと、ウェブサイトにとって色々な「いいこと」があります。
特に、Googleなどの検索エンジンにあなたのウェブサイトを理解してもらいやすくなるので、SEO(検索エンジン最適化)にも繋がるんです。
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ウェブサイト全体の評価が上がりやすい
サブディレクトリの中身は、ウェブサイトの「本家」であるメインドメインの評価を分け合えます。メインドメインが頑張って評価を上げれば、サブディレクトリの中身も一緒に評価されやすくなるんです。 -
ウェブサイトの構造が分かりやすい
検索エンジンは、サブディレクトリを見ることで「このウェブサイトには、こういう情報があるんだな」と理解しやすくなります。これは、ウェブサイトの中を隅々までチェックしてもらうために大切なんです。 -
訪問者も迷わない親切設計
URLを見ただけで、どんな情報が載っているページなのかが想像できるので、ウェブサイトの訪問者も安心して色々なページを見てくれます。「www.example.com/旅行/おすすめスポット」というURLなら、「旅行に関するおすすめの場所が書いてあるんだな」とすぐに分かりますよね。 -
キーワードを自然に取り込める
サブディレクトリの名前に関連性の高いキーワードを入れることで、検索エンジンに「このページは何について書かれているか」を伝えやすくなります。
例えば、「www.example.com/キャンプ用品/」というURLなら、「キャンプ用品」に関する情報だと検索エンジンに伝わります。
ちょっと待って! サブディレクトリを使う上での注意点
便利なサブディレクトリですが、使い方によっては少し注意も必要です。
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階層が深すぎると迷子の元
部屋の中にさらに部屋があって…と、階層が深くなりすぎると、訪問者も検索エンジンも「今どこにいるんだ?」と迷ってしまうことがあります。
できるだけシンプルな構造を心がけましょう。 -
キーワードを詰め込みすぎると不自然
サブディレクトリの名前にキーワードをたくさん入れすぎるのはNG。無理やり感が出てしまい、逆効果になることも。自然で分かりやすい名前にしましょう。 -
関係ない情報を同じ部屋に置かない
ウェブサイトのテーマと全く関係のない情報を同じサブディレクトリに入れると、ウェブサイト全体の専門性が分かりにくくなってしまいます。情報はきちんと整理整頓しましょう。
サブドメインとの違いは? 例えるなら「別棟の家」
サブディレクトリと似た言葉に「サブドメイン」があります。(例: blog.example.com)。
これは、メインのドメインとはちょっと独立した「別棟の家」のようなイメージです。
構造 | 例 | イメージ | SEO効果の集中 |
---|---|---|---|
サブディレクトリ | www.example.com/blog/ | 同じ家の中の部屋 | しやすい |
サブドメイン | blog.example.com | 別棟の家 | 独立しやすい |
基本的には、ウェブサイトのテーマと関連する情報をまとめるならサブディレクトリ、全く違うテーマの情報を別で発信したいならサブドメイン、と考えると良いでしょう。
ただ、Googleはどちらのコンテンツも、基本的には同じウェブサイトのものとして評価すると言っています。一番大切なのは、訪問者にとって分かりやすい構造にすることです。
サブディレクトリ、どうやって活用すればいいの?
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ウェブサイトの情報を整理する
まずは、あなたのウェブサイトにどんな情報があるかを洗い出し、大きなカテゴリ分けを考えましょう。 -
分かりやすい名前をつける
カテゴリ分けした内容に合った、覚えやすく、意味が伝わりやすいサブディレクトリ名をつけましょう。キーワードを意識するのも忘れずに。 -
階層は浅くシンプルに
深すぎる階層構造は避け、できるだけ2〜3階層程度に収めるように心がけましょう。 -
内部リンクで繋ぐ
サブディレクトリの中のページからも、メインページや他の関連するページへのリンクを積極的に貼りましょう。これは、ウェブサイト全体の繋がりを強くし、SEOにも効果的です。 -
パンくずリストを設置する
訪問者が今どこにいるのか分かりやすいように、パンくずリストを設置しましょう。
まとめ:サブディレクトリを味方につけて、ウェブサイトをパワーアップ!
サブディレクトリは、ウェブサイトを整理するための基本的な仕組みですが、SEOにも良い影響を与える大切な要素です。難しく考える必要はありません。あなたのウェブサイトを「分かりやすい家」にするイメージで、上手に活用してみてください。
この記事が、あなたのウェブサイト運営のお役に立てれば嬉しいです。
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