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IPアドレスがないとスマホは使い物にならないってホント?
その通りです。IPアドレスがないと、スマホはインターネットに接続できず、ウェブサイトの閲覧やアプリの利用ができなくなります。ネットワーク全体の中でデバイス間の通信を管理するために不可欠な役割を果たしています。
ではIPアドレスの詳細を見ていきましょう。
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IPアドレスとは?
IPアドレス(Internet Protocol Address)は、インターネットやローカルネットワーク上でデバイスを識別するための一意の番号です。
IPアドレスの役割ってなんなの?
IPアドレスは、データが正しいデバイスに届くようにするための「住所」のようなものです。
例えば、ウェブサイトにアクセスするとき、あなたのデバイスはそのウェブサイトのIPアドレスを使って通信します。
「住所」をしっかり記入しないと、Amazonの配達はどれだけ待っても来ませんよね。それと同じです。
IPアドレスの種類は2つ
-
- IPv4
- 32ビットのアドレス形式で、約43億個のアドレスを提供します。
- 例:
192.168.1.1
- 現在でも広く使用されていますが、アドレスの枯渇が問題となっています。
- IPv6
- 128ビットのアドレス形式で、ほぼ無限のアドレスを提供します。
- 例:
2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334
- IPv4のアドレス枯渇問題を解決するために導入されました。
- IPv4
IPv4の43億個のアドレスで足りなくなるなんて驚きですよね。それだけインターネットが普及し、スマホやデバイスなどインターネットに接続する端末が増えているということですね。
IPアドレスは2つの構成でできている
IPアドレスは2つの部分に分かれます。
- ネットワーク部
- 役割: ネットワーク全体を識別します。これにより、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器がデータを適切なネットワークに送ることができます。
- 例: 192.168.1.0/24 の「192.168.1」がネットワーク部です。
- ホスト部
- 役割: ネットワーク内の特定のデバイスを識別します。これにより、ネットワーク内のデバイス間でデータが正確に送受信されます。
- 例: 192.168.1.10 の「10」がホスト部です。
なぜ2つに分かれるのか?
IPアドレスが2つの部分に分かれる理由は、ネットワークの効率的な管理とデータの正確なルーティングを実現するためです。
- 効率的なルーティング
ネットワーク部を使って、データがどのネットワークに送られるべきかを迅速に判断できます。これにより、ルーターはデータを最適な経路で送信できます。 - スケーラビリティ
ネットワーク部とホスト部を分けることで、大規模なネットワークを効率的に管理できます。例えば、大企業のネットワークでは、異なる部門ごとにネットワーク部を割り当てることができます。 - アドレスの再利用
プライベートIPアドレスを使うことで、同じIPアドレス範囲を異なるローカルネットワークで再利用できます。これにより、IPアドレスの枯渇を防ぎます。
このように、IPアドレスが2つに分かれることで、ネットワークの管理が容易になり、データの送受信が効率的に行われるのです。
公開IPアドレス、プライベートIPアドレスとは
アドレスの再利用で少し話に出したため、こちらも説明します。
- 公開IPアドレス
- 説明: インターネット上でデバイスを識別するために使用されます。
- 特徴: ISP(インターネットサービスプロバイダー)から割り当てられます。
ISP(インターネットサービスプロバイダー): インターネット接続を提供する会社のこと
- プライベートIPアドレス:
- 説明: ローカルネットワーク内でデバイスを識別するために使用されます。
- 特徴: ルーターがこれを割り当てます。
まとめ
IPアドレスは、インターネットやネットワーク上でデバイスを識別し、データの送受信を可能にする重要な要素です。IPv4とIPv6の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
間違いなどございましたら、ご指摘いただけると幸いです。
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